頭金ゼロでOKをうのみにしない!

不動産のチラシ広告などでもうひとつおなじみなのが、
「頭金ゼロでもOK!」といった記述や、返済例で極端に頭金が少ない
(100万円以下)例を挙げたもの。
これらを見ると、自己資金がほとんどなくても借りられる、
というイメージがあります。
実際、頭金がなくても、銀行によっては「借りられる」ローンもあります。
しかし…「借りられる」と「返せる」は、イコールではないのです。
そして、住宅ローンで借りる金額は、「返せる」金額の範囲に抑えなければ、
長年にわたる返済で非常に苦労することになるのです。
冷静に考えてみてください。まず、賃貸時代の家賃よりも、
持ち家購入後の方が、ローンや税・維持費など住居にたいする出費は増加する
というケースが圧倒的に多いと思います。
なのに、賃貸時代に頭金をちっとも貯金できていなかった=カツカツの
生活をしていた人が、家を買ったとたん、節約に目覚めることが
できるでしょうか?
実際問題として、それはきわめて難しいと思います。
もっとも、両親などから多額の援助があって、家賃よりぐっと低い負担にできる
というなら話は別ですが^^;
さて、じゃあ用意する資金はどのくらいを目安にすればいいのか?
これは私の個人的な意見ですが、最低でも物件価格の3割、できれば4割以上。
なぜここまで必要だと考えるかというと、まず、多くの住宅ローンでは、
融資金額の上限を「物件価格の8割」と定めているので、これに対応できる
というのがひとつ。
もうひとつの理由は、住宅購入の際には、物件価格だけでなく、
ローンの保証料や、火災保険料、登記費用などといった諸費用が
かかってくるからです。
全部まとめると結構ばかにならない金額ですから、
これも把握しておくことが大事。気にいった物件があれば、
諸費用の概算も教えてもらいましょう。
そんなわけで、ここまでカバーするのに最低3割は用意しておいた方がいい、
ということです。さらに4割以上が用意できれば、月々のローン負担も
かなり軽減できるでしょう。
頭金を用意するのは大変ですが、がんばった分、あとがラクになります。
住宅ローンはとても長い期間つきあうことになるローンですから、
くれぐれもスタート時点から無理を感じるような返済計画は
立てないようにしましょう^^;