防音は家賃より厳しい目で

さて、マンションに住む以上どうしても覚悟しなければ
いけないのは他人の生活音です。
これは物件によって大きく聞こえるかかすかに聞こえるかなど、
その程度の差はあっても、「他人の生活音はまったく聞こえない」という
レベルまでを求めるのは、現状ではまず不可能といえるでしょう。
そんなすごいマンションがあったらとっくに大きな話題になっているはずですから…
ではこれをどこまで許容するか、というのがもっともむずかしいところなんです。
賃貸生活を経験しているなら、「多少の音ならだいじょうぶ」と考える人も
多いと思いますが、私がおすすめしたい考え方は、「賃貸時代より1ランクか
2ランク厳しい基準で考える」ということです。
これはなぜかというと、賃貸と持ち家の決定的な差である
「気にいらなければいつでも出て行けるか、そうでないか」という点を
重視したいからです。
たった数年の賃貸生活ならさほど気にならないレベルの音でも、
「ずっと住む」という意識をもった持ち家だと、どんどん気になってくる
という人も少なくないのです。
マンションの質が年々向上しているにもかかわらず、騒音にたいする
不満や苦情があとを絶たないのは、そのあたりにも大きな理由があるのでは
ないでしょうか。
一旦ストレスとなってしまうと、もうあとは気になって気になって仕方ない、
という状態になりかねません。
そして長年にわたって住む間には、周辺住人の家族環境の変化や
世帯そのものの入れ替わりもありますから、ここならどんな家族が周辺住戸に来ても
よほどの非常識でないかぎりは、騒音問題はだいじょうぶと思えるぐらいの
防音レベルを求めたいものです。
ぜひ、遮音等級による遮音レベルの目安などをもとにして、現時点で考えられる
許容範囲より上のランクをめざしましょう。
もちろん、分譲マンションでも「短い年数住むだけのつなぎ」と考えられる人は、
ここまで意識しなくてもかまいませんが…ずっと長く住むつもりの人は
やはり最初のチェックは「ちょっと厳しいかな?」と感じるぐらいに
しておいた方がいいと思います。
のちの快適性に差が出てくると思いますよ^^